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純粋なのか
欲張りなのか。
「あの人に僕だけと言わせたいんです。いやってほど愛されたい、本気にさせたい」
涼介さんは頬杖つきながら
珍しく黙って僕の本音を聞いていた。
それからしばらく後
「それじゃ学ばなくちゃな」
思い立ったみたいに言った。
「学ぶ?」
「そうさ。ああいう男でも夢中にさせる方法を」
「そんな方法があるんですか?」
「そりゃ、何にでも長けた人間っていうのはいるからね」
まさに
目から鱗だった。
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