第2章 恋するミツバチ 

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「一度目はキスだけ?」 「いえ……」 「ちゃんと詳しく聞かせろよ。呼び出したのは君だろ?」 二度目の失敗のあと。 たまらなくなって彼を呼び出してしまった。 「涼介さん……楽しんでますよね?」 今じゃ後悔してる。 「我妻理央(わがつまりお)――君って奴は全く僕って男が分かっちゃいないな」 椎名涼介(しいなりょうすけ)。 4つ年上。 僕の知る中じゃ 多分社交界きっての曲者。 なのになぜか 僕の数少ない友人リストに名を連ねている。
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