38人が本棚に入れています
本棚に追加
/178ページ
※※※
「ハァッ…ハァッ…」
助けて…なんで追われるの!!
人通りのない路地裏は街の喧騒も聞こえず、静かさを増していた。
何処か隠れる場所!!
隠れる場所を探すが人ひとり隠れそうな場所が見つからず、探しながら走り続ける。
もう…ダメ…走れない…。
かなりの距離を走ってきたのか、髪はボサボサ、化粧をしてた顔は汗で落ち、額には汗が滲んでいる。
走り続けた足を止めてしまい、一気に疲労が襲いかかる。
足には力が入らず、その場に座り込んでしまう。
「ハァッ!!ハァッ!!」
大きく呼吸をし立ち上がろうとするが足がそれを拒む。
動いて…!!頼むから!!
焦る気持ちとは裏腹に足はまったく言うことを聞かない。
※※※
最初のコメントを投稿しよう!