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場内が明るくなって、ざわめきに包まれる。
周囲が席を立っていく中、ぼくはその場に留まっていた。
プラネタリウムの余韻から身体を動かすことができなかった。
みんなが座席を離れていく中、ぼくと、それから、右隣りのヤツも立ち上がらない。
浪漫のないことを言っていたわりに感動しているのかもという仲間意識は、気持ち良さそうな寝顔でくつがえされる。
立ち上がらないのは、大口を開けて眠っていたからだった。
だれだ?こいつ。
はじめからいたっけ?
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