プラネタリウム

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見知らぬ相手だったけど、大好きなプラネタリウムで寝ているという事実だけで冷たい態度をとる理由はあった。 「っあれ?え?鷲尾…くん…」 相手は状況がわかっていないようだったが、ぼくの名前は知っていた。 「バス、乗り遅れるなよ」 吐き捨てるように言って、その場を離れようとすると、ぐいっと手首を引かれる。
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