キス魔の言い訳

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ふぅと耳に息を吹きかけられる。 不意をつかれて、身構える。 「はは、やっぱり耳弱いんだ」 やっぱり? ってどういうことだろう、という疑問は、酒の入った席だしすぐに気にならなくなった。 「耳が強いやつなんかいねーよ」 答えながら、うちのゼミにこんなやついたっけ、と考える。
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