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働いてはいるが、定職に就いていない。
属にいう フリーター。
今年の夏からいまのバイト先に厄介になっている。
朝、決まった時刻の電車に乗ってバイト先へと行く。
少し離れているために早めの電車に揺れる。
いつもどうりイヤホンをはめ、座って、目を閉じて寝たふりをする。
イヤホンから流れる音楽
、周りの音をシャットアウトをしてくれる。
かわりに、
本気で堕ちそうになったことが過去多々あった。
だが、それもめっきりなくなった。
なぜ? ってか?
そりゃー…まー、感情 というものだ。
最近では俺が乗った駅から、停まった回数を数えることが多くなった。
ちゃんと数えないと、ちょっとでも長く見たいから。
まっ、ハズレの日はガッカリ感がハンパねぇけど。
でも、アタリの日はテンションが上がる。
条件を満たせば の話だが。
大きく右に揺れると、瞼を上げる。
そのまま目線を左斜めに移す。
ちょうど数人が、足を踏み込んでいた。
俺が座っている三人がけの座席に女子高生が間をあけ腰掛けた。
目の前には、少し薄いサラリーマンが座った。
そして
今日は―――…。
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