第1章

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・ミもフタもないまとめ 「広義のラノベ」で売れるものは何かと言えば、ひとつは無料のプラットフォーム(なろうやニコ動)で人気になってから紙になったものである。  紙発のオーガニックな(ネットもTVも頼らない)文庫や単行本のヒット作は、今も少ないが、今後はどんどん割合としては減っていくだろう。ネット発の方が手堅く、ビジネスモデルとして優れているからだ。  さらに言えば、ネット発で紙になったものののなかでも、映像化されたものがもっとも手堅い。  このネット+TVという2段階の無料プロモーションチャネルでブーストされた作品は(そうやって推されるに足る商品力を持っていることもあり)、外すことは少ない。  ともあれ、映像化される作品など、ごく一部だ。  それぞれの異なる読者層に合わせ、売り方を考えることが本道である。  ラノベの多様化と単行本での市場拡大は当分続くだろう。  本稿が売り場作りの参考になれば幸いである。
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