夢から覚めても

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「…………」 「…………」 けど、それからどれだけ経ったんだ? 待てど暮らせど何もない。 これ以上はもう待てねえ……と小さく息を吐いたとき、玲夢の手が少し緩んで俺の腰辺りでごそごそと動き始めた。 お、ついに何か来るのか? ひそかに期待を込めながら、その動きを見守る。 「!」 そしたらなんと、それは俺の予想を遥かに超えるもので。 「ちょっ!」 「晴希さん……」 「玲夢っ……何してんだよっ!」 「好き……大好きっ」 「……っ……んん……」 玲夢の手は俺のシャツの中に入り込んできてそっと撫であげてきた。
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