秋色スカイブルー2 柚希-side-

6/11
前へ
/227ページ
次へ
「遥香・・・いじめないでよ。」 「じゃぁ、とにかく椎名君と付き合ってるってこと?」 「う・・・ん。」 「何?そのあいまいな感じ!!付き合ってないの?」 「付き合ってるよ。でも・・・付き合ってるって言えるのかな?デートもしないし・・・。でもね、このことは他の人には黙ってて欲しいの。サッカー部の人たちに知られると不都合がいっぱいだから。」  呆れ顔で莉奈と遥香がため息を大きくついた。 「何で?そんなに黙ってないといけないの?」  遥香は不思議そうな顔でそう聞いた。 「ほら・・・マネは平等が信条だから・・・。」  あたしの答えを聞いて遥香が肩をすくめて見せた。 「それも不便ね。」
/227ページ

最初のコメントを投稿しよう!

58人が本棚に入れています
本棚に追加