秋色スカイブルー2 柚希-side-

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 何を言われているのか分からなかった。 あたしといると苦しい?  部室の外で誰かの声がした。一之瀬さんが飛びのく。 「お?カズ、藤澤。今度の遠征の打ち合わせか?」 「ああ。」  もう、いつもの一之瀬さんに戻っていた。なんだったんだろう。 「藤澤?」 「あ、椎名君。」  よっぽど変な顔をしていたのだろう。椎名君が不思議そうな顔であたしの顔を覗き込む。 「どうかしたのか?」 「ん?別に。なんでもないよ。」 「そうか・・・。」  椎名君には言えない。何かとんでもないことが起こりそうな胸騒ぎがした。
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