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もう一度くちびるに近づいた。藤澤が静かに目を閉じる。これまた何度目かの食べちゃいたい衝動をぐっとこらえた。
寸止めはきついよ・・・。
「やーめた。ご褒美はもう少し大切にとっとくよ。・・・なんてな。実はこれ以上欲張ると止めらんなくなる気がしてさ・・・。藤澤のこと・・・めちゃくちゃにしそう・・・。それは俺のプライドが許さない。」
「椎名君・・・。」
「大切にしたいからさ・・・。」
藤澤の肩をぎゅっと抱きしめた。今日の藤澤は俺だけのものだ。
「ありがとう・・・。」
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