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「柚希・・・お前そんな事気にしてたのか?安心しろ。俺は腐っても法学部だからその辺のこと嘘ついたりしねーよ。」
「・・・ムカつく・・・。それにしてもこんな大切な事、黙ってたなんて。」
ブラック藤澤。負のオーラが全身を包んでる。このレベルの怒りに関しては翔梧さんの方が理解しているのか藤澤の方を見ず目を泳がせる。
「あたしには椎名君とのこと報告しろとか言っといて・・・自分は何なの?今日ここで会わなかったらずっと黙ってるつもりだったんでしょ。」
つぶやくような藤澤の言葉。かろうじて翔梧さんの耳にも届いてんだろうな。
「藤澤・・・別に悪気があったわけじゃないんだよ、翔梧さんだって。それにねーちゃんだって付き合い始めたこと言おうと思ってたみたいだしさ・・・。隠したかったわけじゃないんだよ。」
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