秋色スカイブルー1 隼登-side-

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 改札を抜けたのを確認して駅正面の少し大きなショッピングモールへ足を向けた。  俺と藤澤の距離がぐっと近くなる。マネの時とは違い少し恥ずかしそうな、他のサッカー部員の前では見せない表情だ。到着したのはショッピングモールの中の比較大きなスポーツショップ。 「椎名君。もし、椎名君がもらうなら何がいい?」 「え?」 「あ・・・翔君の誕生日がもうすぐなんだよね。何あげていいか分からないから意見が聞きたいと思って・・・。」 がっくり。 「翔梧さんの誕生日って?」 「9月21日。」 「へー。」  ちなみに俺の誕生日は10月の頭だ。
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