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藤澤が嬉しそうに自分のジェラートをスプーンですくって一口、口に入れる。
俺は藤澤の口に入ったスプーンばかりを見つめていた。
「なに?」
いぶかしげに俺の目を見つめる。
「いや・・・。間接キス。」
「え?」
急に状況を把握して真っ赤になる。
我慢できない。
居てもたってもいられなくて誰も側にいないことを確認し右手で藤澤の頭を引き寄せた。軽く藤澤のくちびるにキスが落ちる。仄かなジェラートの香り。
「夏合宿以来だから・・・緊張した。」
「え?」
「嫌じゃなかった?」
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