第1章

5/15

2人が本棚に入れています
本棚に追加
/66ページ
「学校…………。行って、なにを…………?」 《それは来ればわかる…………》 にわかに信じ難い…………が。 生まれつき無い左腕を、どうやって…………? 「おっ…………?どうした?柏木?忘れ物か?」 あの声に言われるがまま、学校に来た。 すると、たまたまだが、担任の石田に遭遇。 俺のことを唯一、理解してくれる人。 「あ、はい。明日提出の宿題を…………」 「教室は…………開いてたはずだ。あと30分もしたら閉めに行くからな」 適当な理由で、学校に問題なく入れた。 …………ん? 『学校』にとは言われただけで、『教室』とは言われてない…………。 そう思いながらも、何となく俺の足は自分のクラスの教室へと歩を進めた。 これから起こる、摩訶不思議なことなんて、知らずに…………。
/66ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加