st.4

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密室の2人きり 目の前には背中を向ける意中のクラスメイト そして、その彼女からの一言 「ブラのフォックつけて。」 まじかーーーー! 心の中は故障した音楽のように乱れまくる。 友人からイタズラでブラを外され、たまたま指を怪我してしまった彼女がお願いしてきた相手がたまたま自分で。 震える手を悟られまいと、なるべく肌に触れないよう指先に集中した。 長い黒髪から香る彼女のシャンプーのにおいが、胸のドキドキを高める。 「できたよ・・・。」 「ありがとう-。」 お礼を言いながら振り返る彼女から視線をゆるりと外し、ドアに向かって歩いた。 「照れてるの-?」 「そうだよ。」 「・・・・・。」 顔が赤いのも分かった。 今さら変に取り繕う事も面倒になり、顔もみずそう言えば、後ろからドアを開ける手を握られた。
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