第2章

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 ルシアの目は必死だった。ここで拒めば、一日中居座っていた胸の痛みが和らぐだろうか? だがルシアを傷つければ、あとで自己嫌悪に陥るのは目に見えている。  それに差し出されたものを受け取って何が悪い。ずっと望んでいたものだ。一度やってしまえばルシアへの渇望感もなくなるはずだ。そうすれば理性を取り戻して、不始末にもっと冷静に対処できるようになる。  「服を脱げ」  ベッドにとって返し命令を下した。  「灯りを―」  「口答えするのならここで終わりだ」  ルシアはきゅっと下唇をかんで、シャツのボタンを外し始めた。  部屋の照明は、数本の蝋燭と窓の向こうで黄昏に染まる自然光だけだが、じっと見つめているためにルシアの手が震えているのもわかった。  「はやくしろ」  ようやくシャツが二つに分かれると、ピンク色のブラが現れた。彼女が仕立て屋の女に言っているのが聞こえたから、それをブラと呼ぶのだと知っていた。それは白い胸を下から持ち上げ、真ん中にくっきりとした谷間を形成していた。  ルシアはスカートも床に落とし、下着だけの姿で立っていた。  「全部脱ぐんだ」  ルシアがあまりにも強く唇を噛むので、血が出てしまうのではないかと思った。  彼女は大人しく手を後ろに回し、留め金を外した。戒めを逃れたふくらみが彼女が動くたびに蠱惑的に揺れる。ルシアは床に目を落とし、一気にパンティーも脱ぎ去った。  彼には今にも逃げ出したいほど恥ずかしがっているのがわかったが、それでもルシアは腕を体の脇にくっつけたまま、ものさしのように突っ立ていた。  「こっちに来い」  ぎこちない足取りでルシアがそばにやってきた。揺れる蝋燭の灯りで、白い肌がまだらに染まっている。  開いた脚の間に立たせてじっくりと体を検分した。座っているために丸い胸がちょうど目の前にきたので、親指でピンクの頂を撫でてやると、すぐに硬く突き出した。反対も撫でながら小さな乳首を口に含んで強く吸う。  「あっ」  そっと歯を当てるとルシアは頭をのけぞらせた。  腰に腕を回して支えながら手を脚の間に滑らせる。そこはもう濡れていて、とても熱かった。襞の間で指を行き来させ敏感な蕾を刺激した。  「ああっ、はぁ…」  ルシアをベッドに押し倒して捜索範囲を広げた。  首と肩の境目にキスしながら片手で胸を、片手で脚の間を弄った。  「ミッチェ―ああんっ」
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