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くちゅっと指を中に入れるとルシアの体が跳ねた。
すごく狭い…。指一本いれただけで、いっぱいいっぱいだ。これではどんなに優しくしても痛みが伴うだろう。
「ルシア…」
指を出し入れさせるとルシアは目をぎゅっと閉じて震えた。
「痛むか?」
信頼しきった黒い目に見つめられ心が痛んだ。わたしはこれから彼女を傷つけるつもりなのだから。
「ううんっ。でも、何か…あっ、変」
絶頂が近づいているのだ。指の動きを早くすると、くちゅくちゅという水音が高く響く。
「ミッチェルっ、ふっ、私…」
首に顔を埋めて囁いた。
「我慢するな。イクんだ、ルシア」
「やっ、あぁ…ふあぁ!」
びくっと体を弓なりに反らせたルシアを抱きしめ、ゆっくりと指を動かしながら絶頂の余韻を長引かせた。
「寝るなよ」
ぐったりとなったルシアの顔にかかる髪を優しく払ってベッドを降りた。
窮屈になったズボンを脱ぎ、猛る一物を開放した。
ベッドに戻るとルシアの目は閉じられていたが、眠っていないのはわかっていた。
脚を開かせそっと襞を分かつと、ルシアは目を開けて彼を見た。
「来て」
一物に手を沿え、もう片方で蕾を撫でた。
「いれるぞ」
膨らんだ先端を中に入れただけでルシアは体を強張らせた。
「っんん!」
そのままゆっくりと圧力をかけると、押し殺した声を漏らす。
「きつっ…もっと力を抜いてくれ」
中はしとどに濡れているのに先に進めない。彼女の体の横についた腕は緊張のあまり筋肉が盛り上がり、額を汗が伝った。
「くそっ」
悪態をついて腰を引くと、痛みに潤んだ瞳を向けられた。
「だめっ、やめないで」
深く息を吸って唇を舐めた。
「やめたりしない―やめられない」
いったん引いた一物を一気に突きたてた。
「ひゃああっ!」
彼女の苦痛に満ちた悲鳴が快楽のもやを通して聞こえた。途中はっきりと薄い膜が破れるのを感じた。
血が轟々と音を立て、彼女の熱くきつい膣の締め付けが与える快感しかわからない。それでも動いてはいけないことだけは理解していた。
「大丈夫か?」
擦れた声で尋ねてから、愚問だったと気づいた。彼女は今、処女膜を破られたところだ。大丈夫なはずがない。痛みのあまりわたしを殺したいと思っているかもしれない。
だがルシアは息を喘がせ震えながら、彼の首に腕を回してきた。
「気にしないで。好きに、して…」
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