始まりはいつも突然なのさ☆

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コンコン……ガチャ 「失礼します。理事長さんは居ますか?」 「おぉ、やっと来たか?」 「え? 転校生?」 「……誰?」 僕と啓馬先輩が入った途端にソファに座っていた生徒が立ち上がり、奥のデスクで仕事をしていた人が顔をあげた。 ……で、何気にお2人とも美形だというねw 「奥にいる人が理事長で、ソファで不穏な動きをしているのは理事長の息子さんです」 「王道転校生キター!! もちろん定番イベントやったよね? 副会長と一緒なんだし! そこの所kwsk!!」 「?」 僕達の事をずっと見てた理事長の息子さん(?)は、急に訳わかんない事を叫びだした。 ……どうしよう、精神科に連れてった方が良いかな?← 「こいつは気にしなくていい。それより氷雪君、そろそろ転校生君を降ろしてやれ」 「チッ……わかりました」 啓馬先輩が僕をソファに降ろしてくれた。 ……さりげなく舌打ちしたように聞こえたけど、気のせいだよね? 「氷雪君は彼の隣に座りなさい。お前はこっち」 「ちょ、今は萌えの補給中なn……グエッ!?」 あw 息子さんが理事長に引っ張られて反対側のソファに座らされてるw 「では自己紹介だな。私は虹刻学園理事長の秋桐 雅弥(アキギリ マサヤ)だ。よろしくな」 「俺はこの学園に転校して来た新月 楼雅(ニイツキ ロウガ)だ! よろしく!」 「…夜霧 翔華です。よろしくお願いします」 うん、第一印象って大事だよね!
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