馬鹿は死ななきゃ治らない、って言うけど

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「それで、転校生についてなんだけど……クスリをやってることがわかったよ」 『……!』 「これは、麒縒と朧に調べてもらった情報だから確かだよ。だよね、2人とも」 「あぁ」 「実際にやってるとこ、オレ達見てたしな」 これは、僕が2人に頼んでやってもらった事。情報屋Rushとして、麒縒と朧に依頼したもの。 報酬は、転校生を学園から消すこと。 「それに関しては、既に警察に言ってあるよ」 クスリをやってるってことは、それを入手したルートがあるはず。それに関しても調査済み。 それも、あの人に伝えてある。 「あぁ、あの人か」 「カフェは大丈夫なのか?」 「心配ないと思うよ、多分」 それから、この後起こるであろう学園でのバトルについて。 「転校生を消したら、恐らく大勢を率いて学園に乗り込んでくると思う」 「そん時はオレ達も迎え撃つぜ」 「もちろん。当然、僕も動くけど。でも、散らばられると厄介だからね。それについては、これからお願いしてくるつもりだよ」 ツテはあるからね。 「生徒会メンバーは参加すると思う」 「何でそう思う?」 僕が呟いた言葉を、朧が拾った。全員の視線が僕に向く。 「だって、生徒会メンバーは、この街を縄張りにしてるチームだからね」
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