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「悪かったな、怖い思いさせて」
そう言ってきたのは、カード探しを手伝えと言ったあの先生。
まったく関係ないけど、この先生メチャクチャかっこいいんだよね…ネックレスとかピアスとかしてるからチャラく見えるけど、まるでホストみたい。
……ん? ホスト? まさか……
「おっと、自己紹介がまだだったな。俺は澤波 麗斗(サワナミレイト)だ。ついでに2-Gの担任でもあるが」
「僕は夜霧 翔華といいます」
「そうか! お前やっぱりうちのクラスの転校生か!」
「えぇっ!?」
ウソでしょ!? やっぱりこの先生のクラスだったの!?
……まぁ、いいけどw
「そうか~、それなら問題無いな。お前の姿勢、気に入った! お前は麗斗と呼べ」
「何考えてるんですか? 僕に逝けと?」
バカなのこの先生。僕だけ呼び捨てにしたら殺されるでしょうが。僕がやられるなんてありえないけど?
「僕は命を大切にしたいです」
「あぁ……なるほどな。分かった。ただし、1:1の時は名前で呼べよ」
「……善処します」
呼び捨ては絶対にしないけどね。後がメンドイ。
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