- エピローグ -

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そぅちゃんは笑顔を崩さずお母さんに視線を向け 「遅くならない内に送ってきます」 ともう一度頭を下げた 「お気遣いなく」 ニコニコと笑って言うお母さん      お、お気遣いなく?!ってなに!! そぅちゃんを見ると同じように少し驚いた顔していた 「もう行くから!!」 私は慌ててお母さんに背を向けて歩き出した 「行ってらっしゃ~い♪」 ご機嫌なお母さんの声がこだまする 私は天真爛漫なお母さんの態度が恥ずかしくて顔を真っ赤にして「もう!」と頬を膨らませた 「ククククッ……」 笑いを堪えきれなくなったそぅちゃん楽しげに私を見ていた 「……笑い事じゃない」 少し睨み俯いた私の肩をポンとそぅちゃんが叩いてくれた .
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