第1章

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澄んだ空、清々しいほどの透き通った空気。 周りを見渡せば、湖と周りに咲く綺麗な鮮やかな花。 『何してんだよ、こんなとこで』 不意に声を掛けられ、私は振り向く。 金髪の小さい子が険しい顔で立っていた。 顔は何故かボヤけて見えない。 『よ...良かったぁ!ここにいたんだね』 後から遅れてきた栗色の髪をした小さい子が私に向けて言っている。 『これからは勝手にいなくなるなよ?』 金髪の小さい子が少し怒った口調で言っていた。 顔に靄が掛かって見えないーー 一体、誰なの?
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