プロローグ

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俺は今、危機的状況にいる 自称親友と学校が終わって帰っている最中に親友の足元に魔法陣らしきものが現れ俺らは動けなくなった 「な、なにこれ!?」 「俺が知るかよ」 友人が読んでいた『異世界に魔法陣で召喚される』感じの本と状況が似ているからおそらくこの後は... 『自称親友が異世界に召喚され俺は死ぬ』 ...まずい 非常にまずい この俺桐生和也はこの自称親友の神谷祐二に殺されることになる それはまずい たぶん死んだら『魂が次元の狭間になんちゃら』して永遠に彷徨う羽目になる そんなのはごめんだ、だから... 「おら!」 「うわ!」 祐二を蹴り飛ばし魔法陣の外に出る これで助か... しかし現実は非情だった なぜなら俺の真横から車が突っ込んできていたからだ どのみち死ぬのは避けられぬ運命だったわけだ...
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