プロローグ

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「さて...実は君が死んだのはあの魔法陣が原因なのじゃ あれは世界に干渉する魔法、その場で直接魔法陣に触れた君の運命を捻じ曲げ死ぬはずのない君を巻き込んでしまった」 成程 「そしてあの魔法陣で君の運命が歪められたせいで、君は輪廻の輪からはじき出されてしまったのじゃ」 「...じゃあ俺はこれからどうなるんだ?」 「それを解決するために...和也君、君を神にする」 神になる... 「そんな簡単に成れるものなのか?」 「これを」 神様は懐から飴玉を取り出す 包みを開け紙を下敷きに飴を差し出した 「これは君が神になるために必要な力の結晶体、これを飲めば君は神となりそして...永遠に生きることになる つまり不老不死の不死身になるのじゃ」 「...もしこれを飲まなかったら?」 「君は永遠に世界と世界の次元の狭間を彷徨い続けることになる」 まじかよ 俺は何の躊躇いもなく飴玉を掴み口に含む 飴玉はほんの数瞬で溶けて無くなった 「力も馴染んだことじゃし、これから君を儂の管轄する世界に送る」 神様が手を向けると足元に魔方陣が現れた 「力の使い方や必要な知識なども渡したから、何か困ったことがあれば遠慮なく聞いてよいぞ」 「ありがと」 右手を開いたり閉じたりして調子を確かめる 「うむ、では向こうでの幸運を祈るのじゃ」 神様が指を鳴らすと一瞬の浮遊感の後、俺の視界が切り替わった
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