だれかのものになるなんて

4/27
前へ
/169ページ
次へ
そう言われたら、なんか、とっても寂しくなった。 あーちゃんの顔が見たい。 笑顔が見たい。 ほっとしたい。 家に着くなり、 「あーちゃん」 と叫んで、抱きしめた。 「彼女に振られた!!」 「……何番目?」 「……3番目のOL!!」 「そっか……そっか」 優しく頭を撫でてくれる。 だけど、 「キョウ、きもいから離れろよ」 と、タカイチが言った。
/169ページ

最初のコメントを投稿しよう!

419人が本棚に入れています
本棚に追加