だれかのものになるなんて

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受信されたメールに、鎌岡連なんて、明らかに男の名前が表示されてた。 頭が真っ白になって、近くにいたヤマトに声をかけた。 「ヤマト!大変だ!!あーちゃんが変な男に勧誘されている!!」 もしかして。 彼氏ができたの? あーちゃんが? まさか。あーちゃんには、無理だ。 だって、レズって言ってあるし。 あとあまり男と話すのが得意じゃないし。 だから、彼氏が出来るなんて、想像もしていなかったんだ。 「勧誘じゃないっつーの!!」 「じゃあ、誰、この男の名前!!あーちゃんの携帯に男の名前!!怪しいサークルかなんかの勧誘以外思い浮かばない!!」 「……チェーンメールか?」 ヤマトだって、そう言う始末。 やっぱりあーちゃんに彼氏、なんか浮かばないんだろう。 だけど、 「あたしの彼氏…!!」 と、あーちゃんは叫んだ。
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