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「ユウヤ」
そう言って俺に微笑みながら手を差し出すクラウスさん。
おぅ…微笑みが眩しいわ。
そんな事を考えながら、多分、握手だろうと思った俺は、クラウスさんの手を握る。
それに満足したような表情を見せるクラウスさん。いやもう魅せると言った方が良いんじゃないか?
「ユウヤ」
満足顔だったクラウスさんが、俺の名を呼びながら何か…弱々しく項垂れたかと思えば、いきなり立ち上がってフンフン言いながらスクワット?
そして最後にくるっと回って背中越しに笑顔で俺へサムズアップ。歯がキラーンってなってる…
………数秒間
ぇ…ぇぇええええええええ!!?
クラウスさん、こんなキャラ!?
インテリどこいった!?ギャップ凄いよ!?
「▼※△☆△☆▲?」
ブッチ切りで置いていかれた感のある俺に、心配そうに声を掛けるクラウスさん。
いや、固まってるのクラウスさんのせいですけど!?察してよ!?
あああああっ落ち着け、俺!!
多分、流れ的にこれは、もう元気?的なジェスチャーだ!!何か反応しないと!!
そして俺もベッドの上に立ち上がり、スクワットした後、くるっと回って背中越しに笑顔でクラウスさんへサムズアップ。
そして数秒間
やだ…
なにこれ恥ずかしいいいいいい!!
沈黙しないでえええええ!!
笑顔が引き攣ってくる俺。
「▼※△☆△☆▲」
暫くしてウンウンと満足そうに俺の肩へ手を乗せるクラウスさん。
なんかもう疲れた。
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