おいでませ異世界。

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痛い!!熱い!!ああああっ!!痛い熱い痛いいいいいっ!! 「くっそがあああっ!!俺が何したって言うんだっ!?」 地面に土下座状態で痛みと理不尽さに叫ぶ俺。 もうかれこれ何時間この訳の分からない全身の痛みと戦ってるだろうか? 俺の体からは多分熱さで?湯気が立ち上ぼり、ボキッやらヌチャやら意味の分からない…というか目視したくない気持ちの悪い音が、体を直接通して聞こえてくる。 そして何故か裸だ。フルチンだ。 それでもこうやって考えられる余裕は出来てきたみたいで、この痛みが全身の皮膚と筋肉と骨から来る、全部盛りみたいな異常な痛みだと分かるぐらいには、最初の頃より随分マシになった。 最初はあまりの痛みに考える事すらままならず、言語化出来ない声が出てたからな。 「うっ、ぐっうっ…」 未だに痛む体に鞭打ち周りを見渡すと、どうやら森の中らしい。 木々が生い茂り、陽の光が届かないのか夜が近いからなのか知らんが結構暗い。 ……うん、なるほど、ファンタジーだわ。 やっぱり晩飯を買った帰りに突然現れた光の魔方陣?まぁ、あれは魔方陣だろ。 とにかく、魔方陣に連れて来られた訳だ。 だって俺の帰り道に森なんて存在しないし。 と、言うことは… え、なに?え?なになに?もしかして… 俺って選ばれちゃいました? え? 人生28年、自分は選ばれた者じゃ無かったんだと諦めてたら…選ばれちゃいました?異世界召喚系ですか? …デジマ?
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