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人生これじゃない感があった俺にも、ようこそ異世界!おいでませハーレム!!なリア充ピンク色生活が待って……
…いや、でもこの痛みは想定外なんですが。
最初、死ぬかと思ったし。マジで。
あ、でもあれでしょ?この痛みが終わったら、スパイダーマンよろしくの細マッチョに肉体改造されてるんでしょ?
いやー、そらもう我慢しますわ。はい。
そう考えると、なんかテンション上がってきた!!もう動けるかな?
土下座状態から正座状態になるのを試みる。
「ぐっ、うぅ…無理!!」
痛いっ!!痛いわボケっ!!
はい、余裕で無理。
「はぁ…もう少し楽にチート生活したかったです神様…」
まぁ、神様がやってくれたのかは知らんが。
「…ん?」
そんな感じで神様に愚痴ってると、遠くから何やら足音の様な…足音ですね、見えたわ。
およそ50メートルぐらい先から6人ぐらいか?所々、木の根と石が露出した薄暗い森の中を、こっちにゾロゾロ歩いて来るのが見える。
「運が良いのか悪いのか…」
そらーここで悶絶してるより、救助された方が良いからね。うん。
でもね…
フルチンなんですよねー…
取り敢えず前だけでも隠そう…
「ぐっ、うっ…」
何とか痛みを堪え、両手と膝で支えていた体を顎と膝で支え直し、両手は股間にイン。
うん、めっちゃ情けない姿だと見んでも分かるわ。
あ、普通に倒れてる感じになれば良いか?
いや、もう目の前でしたわオワタ。
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