おいでませ異世界。

4/19
前へ
/66ページ
次へ
人生これじゃない感があった俺にも、ようこそ異世界!おいでませハーレム!!なリア充ピンク色生活が待って…… …いや、でもこの痛みは想定外なんですが。 最初、死ぬかと思ったし。マジで。 あ、でもあれでしょ?この痛みが終わったら、スパイダーマンよろしくの細マッチョに肉体改造されてるんでしょ? いやー、そらもう我慢しますわ。はい。 そう考えると、なんかテンション上がってきた!!もう動けるかな? 土下座状態から正座状態になるのを試みる。 「ぐっ、うぅ…無理!!」 痛いっ!!痛いわボケっ!! はい、余裕で無理。 「はぁ…もう少し楽にチート生活したかったです神様…」 まぁ、神様がやってくれたのかは知らんが。 「…ん?」 そんな感じで神様に愚痴ってると、遠くから何やら足音の様な…足音ですね、見えたわ。 およそ50メートルぐらい先から6人ぐらいか?所々、木の根と石が露出した薄暗い森の中を、こっちにゾロゾロ歩いて来るのが見える。 「運が良いのか悪いのか…」 そらーここで悶絶してるより、救助された方が良いからね。うん。 でもね… フルチンなんですよねー… 取り敢えず前だけでも隠そう… 「ぐっ、うっ…」 何とか痛みを堪え、両手と膝で支えていた体を顎と膝で支え直し、両手は股間にイン。 うん、めっちゃ情けない姿だと見んでも分かるわ。 あ、普通に倒れてる感じになれば良いか? いや、もう目の前でしたわオワタ。
/66ページ

最初のコメントを投稿しよう!

330人が本棚に入れています
本棚に追加