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そして……もう一つ。
魔界を出る時、クロウは彼女の父親ビルファードを殺していた。
いわば、彼女にとってクロウは父親の仇に違いない。
「ずいぶん変わったわね……昔は自分から声をかける事なんてなかったのに。」
「時でしょうか……俺もずいぶん変わったなと、思っていますよ。」
女……カルマの魔力がみるみる強くなっていく……戦う気で来ているのだから、当たり前だが。
「昔のよしみ……ここは退いてもらえませんかね。」
「……悪いけど、今日は私も覚悟をして来ているから。」
「……そうですか。」
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