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「魔界召喚陣を扱えるのかしら?あなたみたいな女の子が……。」
「………。」
アリスは何も言わない……表情も変えないまま、少女の手には大きすぎるその魔典を開く。
「さっさと抜けさせてもらうわ!」
言うと、カルマは抜いたその刃を滑らせるようにアリスに走らせた。
「っ……。」
「なっ……。」
そこで信じられない事が起きた……アリスがカルマの剣を受け止めたのだ。
その本、魔界召喚陣で。
「……やるようね、だが、いつまでもつかしら!?」
「………。」
魔王と吸血鬼の、激しい攻防が始まった。
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