アルテミスリード～翠の復讐者～

美しき剣の戦乙女

「あなたは我らが最高神オーディンの地位を危うくする存在である、お父様はあなたに神罰を降すとおっしゃられましたわ。」
「フン……だから、お前が来たと？」

糸目が少し開かれ……一転して鋭い目付きに早変わりすると、そこにあの優男はいなかった。
そこにいたのはアヤネ・アルテミスリード・クロウ、最強の魔王である。

「最高神オーディンはどこまでも見下したがるようだ……上級神の位も持たないお前をよこしたのだからな。」
「そうでもございませんよ……あなたもご存知かしら？」

言いながら、ヴァルキリーは何かを取り出した。