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剣を片手に、カルマはアリスに踏み込むと、その剣で横に薙ぎ払った。
「……。」
アリスはそれをしゃがみ、バックステップで間合いを空ける。
「逃げるな、このっ!」
カルマはいらつき始めていた。
こんな小娘一人瞬殺出来ない……それどころか、なに一つ攻撃が当たらないと言うのももどかしかった。
何度斬撃を繰り出しても、アリスはそれを舞うように避けて、バックステップで逃げるのだ。
そしてクロウを追おうとすれば、立ち塞がり……気がつけばアリスを斬る事に専念している。
「邪魔よ、どきなさい!!」
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