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地面にはいつくばるアリスに、カルマがゆっくりと歩み寄る。
「アヤネはあんなフニャフニャな男じゃなかった……孤高で……鋭くて……気高い奴だった……なのに……なのになんで、あんなクズに成り下がってっ!!」
叫ぶと、カルマはアリスの顔を思いっきり蹴り飛ばした。
アリスは魔典でそれを防ぐも衝撃には耐えられず、至近距離から壁にまた背中を叩きつける羽目になった。
「どうやってたぶらかしたかは知らない……けど……もういい、あんなアヤネは見たくない……私が、この炎で焼き滅ぼしてあげるわ。」
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