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「いくら〝魔界召喚陣〟で強くなったとしても、肉体的に小さく、ひ弱なその身体で私に勝つのは不可能………詰めが甘かったようね。」
「っ……っっ!!」
アリスはジタバタともがく、だがカルマの手は放れてはくれない。
そのうちに気が遠くなり……動く事すら出来なくなってしまった。
「あなたがいなければ……アヤネは変わらずのままだった……あんなアヤネを倒しても意味がない。」
「……っ…。」
「あなたを殺せば、アヤネは元に戻るかしら…ねぇ……。」
カルマはその華奢な指に力を込め……アリスの首をへし折ろうとした、刹那。
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