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「ぐああぁぁぁぁっ!!」
アリスの腕が深々とカルマの腹に突き立てられる……悲鳴を上げ、抜こうとするも、完全に貫通してしまっており、抜けない。
しまいには足の力が抜け、膝立ちの状態になってしまう。
「………。」
「ぐ……う…あぁっ!!」
アリスが面白半分でカルマの首をつかむと、ゆっくり力を入れ始めた。
みしみしと音を立てていく首の骨、息も出来ず、すでに魔力も限界だった。
「こ……んな……あ……ヤ…ネ……。」
渾身の力を振り絞って出た言葉がそれだった……カルマは自分がとてつもなく惨めに見えた。
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