とある小さな村の酒場にて

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「しっかし………表情を余り出さない娘だね。」 「テメッ、エロマスター!!」 「うぅっ、だってよ……。」 「はは、仕方がないんです、こればっかりは……。」 優男は苦笑気味にアリスの頭を撫でた……アリスはと言えば、ただ黙々とアイスクリームを食べるばかりである。 「美味しいかい?」 「こく」 「そーかい。」 他称エロマスターからすると、アリスの笑顔が見たかったのだが……その願いは叶いそうもない。 「とりあえず、宿に戻りましょうか。」 「こく」 「なんだ、もう行っちまうのかい?」 「はい、ご馳走様でした。」
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