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「帝なにたべんの?」
「...」
「ねーえ、」
「...」
「そんな顔しないでよ、恐いからさー。和希ちゃん近づかないかもよー?」
「うるせぇ」
「あ、やっと反応した」
登場したのは我らが風紀委員長様と、副委員長様でした☆
しかもかなり不機嫌な
ひたすら話し掛ける隣の副委員長が凄い
絶対無理だって
いつ殴られてもおかしくない雰囲気だから
それなのに副さんはにこにこと話しかけてる
そしてふと藤をみた
「なんで静をみたあと僕を見るの?」
と微笑まれた
きっと副さんと藤は同族だと思うんだ、俺
顔のタイプは超絶美形というの以外全く違うけれど
しかしそんなことを言うと怖いのでチキンな俺は押し黙ることにした
まだレベル5くらいの俺にはレベル99くらいの魔王は倒せません!
俺が黙ってるともう俺の発言に興味をなくしたのか、藤がしゃべった
「帝、かなり荒れてるねー」
「え、あれ荒れてんの?いつもあんなんじゃないの?」
「さすがの帝でもいつもあんなんじゃないよ。中学の頃に和希が仕事に出張りすぎていっさい学校に来なかったときレベルに荒れてる」
「委員長の荒れかたと和希ちゃんに関係があんの?」
「大有り。ぶっちゃけ、和希が消えたら荒れるかんじ。」
「え、」
「砦坊はそれを知ってたから定期的に和希を預けてたんだけど、空蝉は離れないからねぇ。四六時中かしずいて世話してるから、なかなか和希に会えないってことで荒れてんの」
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