久々の玲哉さん

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呆然とする俺ら 眉をさらにひそめる菊さん すると菊さんは聞こえなかったと思ったのか、もう一度 「なにしてるんですか、烏に犬」 と聞いてきた なにをしてるって... 「じ、じゃれあい?」 「そ、そうそう!僕ら遊んでくれる人いないからわんこに絡んでたの!」 「わんこ優しいから!」 嘘は言ってないからな、嘘は そのようすに「はぁ、」と溜め息をついた菊さん 「わかりました。犬、あなたは玲哉が呼んでますよ、今日昴様との会合だとかで。早くいきなさい。双子はこちらへ。書類を確認します」 「え?会合?」 「そうらしいですよ。私も呼ばれているので。」 「あ、白夜様も言ってたー。」 「言ってたねー。だから早く帰っておいでって」 「じゃあはやく終わらさないといけないのでは?もう時間も時間ですよ」 「「あ"」」 「は、はやくお願いします!」 双子に急かされて書類を見に行く菊さん 会合は初耳だ。 しかも今のはなしからすると白夜さんも昴さんも集まるらしい あの3人が集まるということは、周りも集まるのだろう 「帰ってくるんじゃなかった...!!」 心の底からこの言葉を出すのは、一体何回目だろう。(遠い目)
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