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中学生だったある日、俺は寝ぼけてしまった俺は部屋を間違えて律の部屋に入ってしまった
律の驚く顔と、律の体を見た俺の眠気は吹き飛んだ
律の体は、アザだらけだった
それに、あまりにも細すぎる
目を見開いていた律がいち早く正気に戻りバッと体を隠すが、みてしまったものの衝撃が忘れられるはずがない
「ど、したんだ、その、体」
絶え絶えに言う俺
「なんでもないよ、それより出ていってくれない?着替えたいんだけど」
あくまでも冷静に言う律
「なんでもないわけ、ないだ「うるさいなあ!」」
被せるように言う律
「他人には、関係ないでしょ」
ガチャンッ
二人のあいだにある扉が、音をたてて閉まった
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