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「なーつめ先生、今日お昼開いてる?」
「いや、予定いっぱい」
「なんの予定があるの?この僕よりも大切な用事って?」
「いや俺教師だから一応。だから書類やんなきゃいけないわけよ」
「そんなことやらなくていいですよ。もしもの時は兄さん絞めるから」
「平和的に過ごしたいからやめろ」
「わかったよ、平和的に締めればいいんでしょ?」
「ねえ、平和の定義って知ってる!?」
あれから藤は俺に付きまとうようになった
俺としてはありがた迷惑なんだが回りからは羨ましがられてるらしい
「藤様に誘われるなんて...!!」
「ああ、藤様ぁ!」
「あの平凡藤様まで...!!」
「ああ、でも羨ましい!!」
って藤といればいつでも聞こえるから
あ、あと俺の仕事が極端に減った
藤様の影響力は教師陣にまであるらしく、怯えながら慎ましい仕事を与えてくれる
楽なんだが遣りづらい
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