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助けてくれると信じていた梓ちゃんは、なぜか突然の出張で俺の知らない間に居なくなっていた
1週間の出張らしい
そのことを藤に愚痴ればニッコリ微笑まれた
やはり犯人はこいつか
わかってたけどな
わかってたけどな!
そんなわけで今、この権力者とお昼を共にしてるわけですが
なにしろ悲鳴が凄い
まだ野太いのならわかるが、甲高くて耳につくのだ
なので耳栓をしていたのだが、これもまた藤にバレて、頬をムギュッと掴まれて
「僕の声が聞きたくないの?」
と無理矢理はずされた
そしてまたあがる悲鳴
ほんとこの暴君なんとかしろ
こいつ絶対楽しんでるよな
だって生き生きしてるもの
これを腹黒と言わずしてなんというか
今度理事長訪ねてみよう
「「「「キャーーーーーーーー!!」」」」
そんな藤様ワールドを展開していた食堂に、またしても一際謎の大きな悲鳴があがった
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