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 怜司はにこりと笑い、私の手を取ると、みんなの輪の中に引き込んだ。  誰かが曲に合わせて英語の歌詞を歌う。  歌いながら皆が踊りを披露する。  周りで見ていた人が手拍子をして盛り上げる。  美樹や雅、みんなもそれぞれ楽しそうに踊り始めて、広場中に笑顔がいっぱいあふれだす。  自然と身体が動いていた。  曲に合わせて私もみんなと一緒にくるりと回り、笑顔で踊った。  地上には冬の夜を彩るイルミネーション。そこに集うのは私の大切な人たち。  天上には優しいスポットライトを当ててくれる、永遠にも近い幾万年も向こうの星々の輝き。  一瞬の煌きの美しさの中私は、掴んだ幸せを大切に胸に抱きしめ、この瞬間を心に刻む。  夜の街には白い息が、いつまでも舞っていた。
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