漆黒の封筒

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「─守、いけっ!もうちょいだ!」 守と俊明が対戦中。 先に俊明と対戦した俺は1戦は勝ったのだが、残り2戦は負けてしまった。 「やられるかよー!」 俊明がガチャガチャと、スティックを派手に鳴らす。 守と俊明の対戦は、どちらが勝てばそれで結果が決まる。 接戦した対戦だ。 「くらえー!足払いからのぉー、スティンセイバー!!」 「まじかっ!?」 俊明の見事なコンボ技をくらい、守のキャラが吹っ飛んでいく。 「K.O.!!」と俊明の勝利が決まった。 「あー!!」 俺と守の声が重なる。 「ふっ、お前は強かった。だが俺の敵ではなかったな」 「マジ悔しー!」 「次、俺やる!」 守と交代しようとお金を出す。 「あ、ちょい待って。俺、飲み物買って来る」 そう言って俊明が立ち上がった。 それを見た俺はトイレに行きたかったので、今の間に行くことにした。
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