漆黒の封筒

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─────!! ハッとして、目を開く。 すぐに気分の悪さに襲われた。 …頭がクラクラする。俺は頭を支えるように、抱え込む。 何故だろう…。臭い匂いがする。 カビ臭い。そして錆びた鉄の匂いがする…。 不快な匂いで頭も痛くなってきた。 ようやくマシになってきたので、顔を上げる。 その瞬間、言葉を失ってしまった。 ……何だ、ここ……? 見たことのない景色。見覚えもない景色。 元々は白かったのだろうが、黒く汚れた壁。所々修復されたトタン板が貼られている。 …何処だ、ここ?何でこんな所にいるんだ? 確か…俺、俊明達とゲーセンに行ってて…。 ここはゲーセンでもない。 …じゃあ…ここは何処だ?
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