漆黒の封筒

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記憶を辿ってみても、ゲーセンからの記憶が分からない。 ふと、視界の下の方に何かあることに気付いた。 視線を下にやる。 そこには、人が倒れていた。 ───人っ!? よく見ると、倒れている人はひとりではなかった。 何人も同じように倒れている。 倒れている人数を数えてみた。 …7…8…9。俺を入れて10人か…。 全員が制服を着ていたが、何処も見たことがなかった。 そして俺を入れた10人は、男も女も混じっている。 「…んっ」 隣で声がした。慌てて声の方を見る。 声を発したのは女の子だったのだが…。 な、な、な……! めちゃくちゃ可愛い…!
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