漆黒の封筒

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「相変わらずだなー」 大人な守は一言。俊明は待ちきれず、カレンちゃんを熱く語り出した。 毎日こうして3人で帰る。 俺のお決まりの日常だ。 毎日のお決まりが『くだらない』なんて思う奴は、それなりにいるだろう。 まぁ、刺激もなく退屈には変わりないのだから。 でも俺は退屈なお決まりの日常を、それなりに楽しんでいた。 こうして守と俊明で、バカ言いながらの学校が楽しかった。 日常を変えるつもりもなかったのに。 それなりに楽しんでいたのに。 ──どうして『あの封筒』は、俺の元に届いてしまったのか? もっと、日常をくだらないと思っている奴に届けばよかったんだ。
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