第2話 俺達と入学

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まぁ色々あった、というより 俺達はずっといちゃいちゃしていたが、 無事に入学式も終わり、 教室へ移動することになった。 俺といちじは1年A組。 ちなみにクラスはA~Eまであり、 分け方はだいたいの成績順。 つまり俺は頭がいーい。 いえーい。 ただ、いちじは俺が教えないと壊滅的である。 勉強を教え始めたのは中学の時だが 中1初めの学力テストのラインナップは それはもう、目があてられなかった。 教室へ入ると案の定ざわついた。 い「あー…。」 あ「気にしてないよ。席、探そ?」 少ししょんぼりする狼イケメンに 何人かが顔を赤くしている。 一部のチワワみたいな子達がキャッキャと 色めき立っているのが可愛い。 い「あー。」 いつもより不機嫌なトーンの声。 あらら。ヤキモチ。
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